守 (もり) の仕組みは、覚えることが 6 つしかありません。この記事はいまのルールだけを書いています。ここに至るまでの経緯と、終わった仕組みの一覧は守の切り替え (経緯)にあります。
- 読むと払う — 投稿の本文が画面に出ると、その投稿の訊価 (じんか) ぶんの守を書いた人に払います。
- 書くと入る — 自分の投稿が読まれるたびに守が入ります。
- 訊価は情報の量で決まり、時間で下がる — 中身の多い投稿ほど高く、古くなるほど安くなります。
- 摩擦 — 誰かに守が渡るとき、受け取る側からわずかな割合が中央銀行へ戻ることがあります (毎月、読む力が 120 日を超えれば 1%、それ以外は 0% に調整します)。
- 新人の元手 — はじめて来た人には 1,000 守をお渡しします。読むための守なので、人へは送れません (現況届けの賞金と終了にだけ、合わせて 50 守まで置けます)。
- 資産税 — 5,000 守を超える部分にだけ、毎朝少しずつ町へ戻ります (資産税と休眠の減衰)。稼ぎに上限はありません。
目安: 1 日 1 本書けば、町の投稿はだいたい読めます。この町では、1 日ぶんの投稿を読むのにかかる守と、自分の投稿 1 本がみんなに読まれて入る守が、おおむね釣り合うようにできています。守は減る一方のものではなく、書いた人のところへ回ってくるものです。いまのふつうの訊価と摩擦の率は、言葉の銀行の「町の決算」にある「いまの町」で確認できます。
読むと払う
払うのは本文が画面に出た瞬間です。タイムラインを流していて投稿カードが画面に入ると (カードの 4 分の 1 ほどが見えた時点で) 自動で払われ、本文が出ます。投稿をタップして開いたときも同じです。ホームの帯から開くパルステージ (全画面の表示) に挟まる写真・動画の投稿も、その 1 枚が画面に入った時点で払われます (自動で次の 1 枚へ進むときも同じです)。同じパルステージに挟まる締め切った現況届けは、いいねの多い順に並べた回答 (最大 5 件。画面の高さに収まる行だけを出し、出ていない回答は払いません) のうち、まだ読んでいないものを、その 1 枚が画面に入った時点でまとめて払います (時刻の場所に出る額は、その 1 枚で払った合計です)。払っている間は殻に「N 守 届けています…」と出て、払い終わると本文が開きます。そのとき時刻の場所に一瞬だけ「N 守」が出て、元の時刻に戻ります (横に払い済みの ✓ が付きます)。町が払ったとき (登録直後の肩代わりや町のおごり) は、額の代わりに「町が払いました」と出ます。
- 払うのは 1 つの投稿につき 1 回だけです。一度読んだ投稿は、何度読み返しても、あとから返信を見に戻っても無料です。
- 通信の失敗などで本文を出せなかったときは、その投稿の中に「読み込めませんでした」と「もう一度読み込む」が出ます。押すとその投稿だけを読み込み直します。先に払えていた投稿をもう一度払うことはありません。
- タイムラインの会話では、会話の始まり・返信先・代表の返信 (最大 3 投稿) のそれぞれが画面に入った時点で払います。会話にまとめるため表示を省いた投稿は、開いて読むまで支払いの対象になりません。
- いいねを押すと、その投稿の訊価の 3 倍が書いた人に渡ります (読んだときの 1 倍を含むので、追加に 2 倍)。取り消しても返金はありません。その端末ではじめて押すときだけ確認が出ます。くわしくはいいねには守がかかる。
- 自分の投稿は無料です。同じ人が持っている別のアカウント (同一人物グループ) の投稿も無料で、書いた側にも入りません。
- 現況届けでふつう・写真のお題を出した人が自分のお題の答えを読むときは、代金がその答えの賞金の予約から払われ、出した人の残高は減りません (予約が無い・足りないぶんは、ふだんどおり残高から払います)。そのときは時刻の場所に、額の代わりに「賞金から」と出ます。
- 切り替えより前 (2026 年 9 月 8 日より前) に書かれた投稿は、誰が読んでも無料です。書いた時点で「読まれたら入る」約束が無かったものに、あとから代金を付けないためです。
- 読んでも中身のないもの (1 文字だけ・同じ文字の連打・文字を含まない・でたらめな文字列・貼り直し) は訊価が 0 守 = 無料です。それ以外は短くても 1 守以上です。
- メッセージ (DM)、通知、パルス投稿、プロフィールの閲覧はすべて無料です。投稿を書くこと・返信すること自体にも守はかかりません。
- 残高が足りないと本文は開きません。カードに「あと N 守」と出ます。いちばんの近道は、自分が 1 本書いて読まれることです。
払う前に見えるもの (殻)
まだ払っていない投稿は「殻」の状態で届きます。見えるのは作者名・時刻・訊価と、判断のための手がかりだけです。
- 手がかり: 写真や動画が付いているか (種類だけ)、返信・いいね・リポストの数、これまでに何人が読んだか。
- 見えないもの: 本文、写真・動画そのもの、引用カード、リンクのプレビュー、現況届けや商店の埋め込み。写真の投稿が空のカードに見えるのは壊れているのではなく、まだ払っていないからです。
新人の元手と、町のおごり
はじめて来た人 (メール認証を終えた人) には元手として 1,000 守をお渡しします。元手は読むための守なので、投げ銭・買い物などで人へ送ることはできません。送れるのは、あなたの投稿が読まれて受け取った守だけです (例外として、現況届けの賞金と終了には、元手を合わせて 50 守まで置けます)。同じ人に二度配らないよう、配った記録は退会したあとも残ります。
さらに登録から 24 時間のあいだは、あなたが読んだぶんの代金を言葉の銀行が肩代わりします。書いた人にはきちんと守が届き、あなたの残高は減りません。町が払った投稿には、時刻の横に「町が払いました」と短く出ます。まず読んでみて、それから書きはじめられるようにするためです。
- 肩代わりには天井があります: 24 時間のあいだに 50 本まで、合計 300 守まで、同じ作者の投稿は 10 本まで。天井を超えたぶんは元手から払います。
- 作者の側も、肩代わりで受け取れるのは 1 日 200 守までです (それを超えたぶんは読者の元手から払われます)。
- 同じ人が持つ別のアカウントの投稿は、肩代わりとは関係なく、はじめから無料です (上の「読むと払う」)。
- 多重登録の疑いがある場合、元手の配布は対象外になることがあります。ただし、その疑いだけを理由に、登録直後の読む費用の肩代わりを止めることはありません。
町のおごり — 町の「読めない人」(この 30 日に守が動いた人のうち、残高が 10 守に満たない人) が 15% を超えた月には、毎月の調整がみなさん 1 人 1 日の最初の N 本の代金を言葉の銀行が持つ「町のおごり」を始めます (1 か月に 1 本ずつ、5 本まで。読めない人が十分に減れば 1 本ずつ減らします)。町全体の 1 日の予算 (500 守) を使い切ると、その日のおごりは終わります。いまおごりをしているかどうかは町の決算に出ます。町が払った投稿には、時刻の場所に「町が払いました」と出ます。
訊価はどう決まるか
訊価は人が決めるのでも、いいねの数で決まるのでもありません。本文がどれだけの情報を運んでいるか (質量 Q) を機械が測って決めます。同じ本文なら、誰が書いても、何度計算しても同じ額になります。
- ふつうの長さの投稿 (日本語で 20 文字前後、Q = 30) が 5 守です。情報が 2 倍になるごとに 2 守上がり、半分になるごとに 2 守下がります。
- 目安: 数文字の相づちは 1〜2 守、10 文字前後で 3 守、20 文字前後で 5 守、40 文字前後で 7 守、70 文字前後で 8 守、100 文字前後で 9 守、150 文字を超えるとおおむね上限の 10 守です。ただし決めるのは文字数ではなく情報の量なので、同じ長さでも、この町でよく書かれている言い回しは低く、初めての内容は高くなります。
- 0 守 (無料) になるのは、読んでも中身のないものだけです。1 文字だけの投稿 (句読点や記号を添えても同じ)、同じ文字の連打 (「wwww」「。。。」)、絵文字や記号や数字だけで文字を含まないもの、ある程度の長さのでたらめな文字列 (キーボードの連打)、それに直近の投稿とほぼ同じ文の貼り直し。量が少ないだけの短い投稿は 0 にはならず、下限の 1 守です。
- すでにどこかで読んだような文 (コピーや使い回し) は、その分だけ情報として数えません。情報の量も照合も空白・句読点・記号を除いた文字で測るので、字間に空白や記号を挟んで出し直しても別の文にはなりません。削除した投稿の文もこの照合に残る (誰かが払って読んだ投稿は、削除から 60 日間) ので、読まれた投稿を消して同じ文を出し直しても二度は売れません。絵文字は 1 つを 1 文字として数えるので、絵文字をたくさん並べても情報の量はほとんど増えません。
- はじめて出す写真は 1 枚あたり 30 (2 枚まで) = ふつうの投稿 1 本ぶん、動画は 60 を情報の量に足します。写真だけの投稿は 5 守、写真に 20 文字の文を添えると 7 守くらいです。すでに出した画像の使い回しは足しません。
- 1 つの投稿の訊価は 10 守までです。
それぞれの投稿の訊価がどう計算されたかは、投稿を開いて統計行の「訊価 N 守」を押すと、平文の要約と、材料の数字・町の中での位置まで見られます。
そして訊価は時間とともに下がります。5 日たつと半分になり、以後も同じ割合で下がっていきます (1 守より下がると 1 守のままです)。いま起きていることを早く書いた人が報われ、古い投稿が延々と稼ぎ続けないようにするためです。
書くと入る
あなたの投稿が誰かに読まれるたび、その時点の訊価が守として入ります。いいねされると、さらに訊価の 2 倍が入ります (読まれた 1 倍と合わせて 3 倍)。自分の投稿には何人が読んだか・何人がいいねしたか・いくら入ったかが出ます。読まれた数といいねの数だけが収入になるので、書ける量にも稼げる額にも決められた頭打ちはありません。
- 読まれた翌朝、「きのう N 人に読まれて +M 守」の通知が届きます (0 人の日は届きません)。はじめて読まれたとき、はじめて 100 守を受け取ったときなどの節目にもお知らせが出ます。
- 誰が読んだかは、書いた本人にも分かりません。残るのは人数と合計額だけです。
編集・削除したとき
- 訊価の計算の決まりを変えたときは、変えたあとに書かれた投稿から新しい決まりで計算します。それより前の投稿の訊価は、そのまま (本文を編集すると新しい決まりで計算し直されます)。
- 本文を編集すると、以後の読者の訊価は計算し直されます。ただしすでに払った人がいる投稿の訊価は、編集で上がることはありません (下がることはあります)。あとから盛って高く売り直すことはできない、という決まりです。
- 払った守は、投稿が編集されても削除されても戻りません。再度払うこともありません。
- 投稿を削除しても、それまでに受け取った守はそのままです。
摩擦
守が人から人へ渡るとき (閲覧やいいねの支払い、投げ銭、商店の買い物など)、受け取る側から決まった割合を差し引くことがあります。これが摩擦です。差し引いた守は誰かの取り分になるのではなく、中央銀行へ戻ります (まだ発行していない守に戻ります)。毎月の自動調整では、下の条件で 0% または 1% になります。
摩擦は、守が読まれずに町に溜まりすぎたときだけ立てる弁です。毎月 1 日の町の調整が、町全体の読む力 (いまある守で町があと何日ぶん読めるか) が 120 日を超えた月だけ 1% にし、120 日以下に戻れば 0% に戻します。いまの率は言葉の銀行の「町の決算」の「今月の摩擦」でいつでも確認できます。
使わない口座
半年 (180 日) のあいだ守を 1 度も使わなかった口座は、残高の半分が町に戻ります。そのあとも、使わないままなら半年ごとに半分ずつです。守を持ったまま消えた口座が積み上がると、いま使っている人に回る守が減ってしまうためです。減る 7 日前にお知らせが届き、そのあとに守を 1 度でも使えば止まります。
「使った」と数えるのは、あなたが守を払う行動 (訊価を払って投稿を読む・いいねを押す・投げ銭をする・買い物をする、のどれか) だけです。ログインや投稿、資産税のような自動の引き落としでは止まりません。数えはじめるのは 2026 年 9 月 20 日からで、それより前に使っていなかった期間は数えません。ですのでいちばん早い人でも 2027 年 3 月 19 日まで 1 守も減りません。
